『国境なき自立者:日本におけるポーランド2020』 ― アマレヤシアター&ゲスツによる日本・ポーランド共同シアタープロジェクト続編
ポーランドの劇団アマレヤシアター&ゲスツは今年も再び、アイデンティティー、ノマディズム、ルーツおよびエンゲイジド・アート分野における経験交流と文化における女性の存在を巡る個人的なナレーションへと向かっていく。
『国境なき自立者:日本におけるポーランド2020』プロジェクトでは、日本・ポーランドインターメディア共同制作『家-逃亡-家』(原題 Dom-Bieg-Dom)を披露する。本作はオルガ・トカルチュクによる小説『逃亡派』および『昼の家、夜の家』の2作にインスピレーションを得たもの。(舞台監督:カタジナ・パストゥシャク、音楽:イレク・ヴォイトゥチャク、マルチメディア:シルヴェク・ウウチャク、ウラ・ミラノフスカ、出演:有代麻里絵、田中美沙子、ナタリア・ヒリンスカ、カタジナ・パストゥシャク、衣装:附田大輔)
本プロジェクトでは、クリスマスの香り漂う料理とキッチンを融合した、日本・ポーランド共同パフォーマンスリーディングも催される。使用するのは、昨年のプロジェクトの際にスプリスガルト友美氏により邦訳された、ノラ・シュチェパンスカの戯曲『女料理人』(『女性であること。戯曲集』収録)。
スペシャルゲストはオルガ・トカルチュク作品の翻訳家、小椋彩博士。『中欧の作家と東洋的世界観のめぐりあい(オルガ・トカルチュク作品の翻訳より)』と題して講演会が催される。
また本プロジェクトでは、ポーランドのアーティストおよびポーランド文化、学術、芸術の各分野における代表者を招いて、数々のオンラインミーティングも予定されている。取り上げられるテーマは、1.アイヌ民族とポーランド人 ― 現代ポーランドと日本におけるブロニスワフ・ピウスツキの遺産、2.女性の声 ― ポーランド、日本、スカンジナビアにおけるアートとアクティビズム。本イベントは、「環境とマイノリティ」政策研究センター(CEMiPoS)との共同主催により行われる。
スペクタクル『家-逃亡-家』の初公演は、2020年12月28日~29日にBUoY(東京)、ナショナルアートギャラリー“ザヘンタ(Zachęta)”(ワルシャワ)よりオンラインストリーミング配信される。
『国境なき自立者:日本におけるポーランド2020』プロジェクトは、「環境とマイノリティ」政策研究センター(札幌)、北海道ポーランド文化協会(札幌)、さっぽろ自由学校「遊」(札幌)、BUoY(東京)、アイヌ女性会議(札幌)の協力により実現される。共同主催者は、ナショナルアートギャラリー“ザヘンタ(Zachęta)”。
プロジェクトの名誉後援は、グダンスク市長アレクサンドラ・ドゥルキェヴィチ、ポモージェ県議会議長ミェチスワフ・ストゥルクが請け負う。
本プロジェクトは、2017年~2022年複数年事業“独立”における、アダム・ミツキェヴィチ研究所による“文化の架け橋”助成プログラムにおいて、文化・国家遺産省大臣の支援を受けて行われるものである。
プログラム詳細
2020年12月12日~13日
『マインドフルネス・ラボラトリー:パフォーマンスの実践と生活における身体、ムーブメント、音』 ― オンラインワークショップ | (オンラインイベント)
11時(中央ヨーロッパ時間)/19時(日本時間)/14時(太平洋時間)
指導:ナタリア・ヒリンスカ、カタジナ・パストゥシャク
ワークショップは無料。ZOOMを使用してのオンライン開催。参加人数に制限あり(事前予約が必要)。
使用言語:英語・日本語
イベントの詳細と予約フォーム:https://www.facebook.com/events/4280678438613859; https://forms.gle/NJWqYXvpkPcwZBaA9。
2020年12月18日
『アイヌ民族とポーランド人 ― 現代ポーランドと日本におけるブロニスワフ・ピウスツキの遺産』― オンラインパネルディスカッション | (オンラインイベント)
11時(中央ヨーロッパ時間)/19時(日本時間)/14時(太平洋時間)
ゲスト:先川信一郎 (『ロウ管 の歌 ある樺太流刑者の足跡』1987) 、多原良子(アイヌ女性会議、札幌)、ヤドヴィガ・ロドヴィッチ=チェホフスカ (Lecturer at National Theatre Academy, Warsaw, Curator at the Józef Piłsudski Museum in Sulejówek) 、Paweł Goźliński (the author of „AKAN” novel inspired by the life of Bronisław Piłsudski; Reportage Institute; Editor-in-chief of AGORA Publishing House) 、(小坂 洋右 (北海道新聞) 、カタジナ·ノワク氏(漫画博物館 副館 長 クラクフ)。
イベントの詳細と予約フォーム:https://fb.me/e/3ePYO0GEA 。
プロジェクトパートナーと共同主催者: 「環境とマイノリティ」政策研究センター(CEMiPoS、札幌)、アイヌ女性会議(札幌)。
2020年12月19日
『女性の声 ― ポーランド、日本、スカンジナビアにおけるアートとアクティビズム』― オンラインパネルディスカッション | (オンラインイベント)
11時(中央ヨーロッパ時間)/19時(日本時間)/14時(太平洋時間)
ゲスト:アントニー・フランク・グラハムズドーター(Antonie Frank Grahamsdaughter) 、多原良子(アイヌ女性会議、札幌) 、Louise Fontain (Norwegia/Grenlandia) 、ナタリア・ヒリンスカ (Natalia Chylińska), カタジナ・パストゥシャク (Katarzyna Pastuszak) 、アレクサンドラ·スリ ヴィンスカ (Aleksandra Śliwińska) 、Leni Charbonneau (CEMiPoS) 、Monika Wińczyk (Poznań) 、Magdalena Mellin (Poznań) 。
司会:レーナ・フス (ウプサラ大学 名誉教授)
使用言語:英語・日本語(ポーランド語への通訳あり)
イベントの詳細と予約フォーム:https://fb.me/e/TiGleBtH 。
プロジェクトパートナーと共同主催者: 「環境とマイノリティ」政策研究センター(CEMiPoS、札幌)、アイヌ女性会議(札幌)。
2020年12月28日~29日
オンラインマルチメディアスペクタクル『家-逃亡-家』(原題 Dom-Bieg-Dom)初公演 | (オンラインイベント)
11時(中央ヨーロッパ時間)/19時(日本時間)/14時(太平洋時間)
オルガ・トカルチュクによる小説2作(『昼の家、夜の家』および『逃亡派』)にインスピレーションを得た、日本・ポーランド共同制作作品。
舞台監督:カタジナ・パストゥシャク
音楽:イレク・ヴォイトゥチャク
マルチメディア:シルヴェク・ウウチャク、ウラ・ミラノフスカ
出演:有代麻里絵、田中美沙子、ナタリア・ヒリンスカ、カタジナ・パストゥシャク
衣装:附田大輔
共同主催者:BUoY(東京)、ナショナルアートギャラリー“ザヘンタ(Zachęta)”(ワルシャワ)
視聴者向けライブ中継公開プレミア ― 2020年12月28日~29日 BUoY(東京)
イベントの詳細と予約フォーム:https://fb.me/e/JdcHrDlU 。
2020年12月29日
『中欧の作家と東洋的世界観のめぐりあい(オルガ・トカルチュク作品の翻訳より)』― 講演 小椋彩(オルガ・トカルチュク作品翻訳家) | (オンラインイベント)
13時(中央ヨーロッパ時間)/21時(日本時間)/16時(太平洋時間)
共同主催者:BUoY(東京)
視聴者向け講演ライブ中継 ― 2020年12月29日 BUoY(東京)
使用言語:日本語(ポーランド語・英語への通訳あり)
イベントの詳細と予約フォーム:https://www.facebook.com/events/683552339016427/ 。
2020年12月30日
『料理人の声』― クッキング&リーディングパフォーマンスセッション(オンラインイベント)
14時(中央ヨーロッパ時間)/22時(日本時間)/17時(太平洋時間)
セッション開催中、ポーランド・日本両国の女性たちが自宅からオンラインでつなぎ、一緒に料理しながら、アートや文化、人権について話しあう。セッション中は、『女性であること。戯曲集』(アガタ・ハウウプニク編)収録のノラ・シュチェパンスカによる戯曲『女料理人』(邦訳(2019年):スプリスガルト友美)を傍らに置いて。
イベントの詳細と予約フォーム:https://www.facebook.com/events/168586854984159/ 。
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注意事項
本プロジェクトにおける全イベントは無料ですが、ウェブ上での事前予約が必要です。予約フォームは各イベントのFacebookページまたはウェブサイトwww.independentinjapan.blogspot.comにてアクセス可能です。
詳細:
https://www.facebook.com/amareyatheatre
www.independentinjapan.blogspot.com
連絡先:
Katarzyna Pastuszak, amareya.theatre@gmail.com, tel. 605228391
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